「日中線で運航キャンセルが連鎖、中国航空会社の増便計画にブレーキか?」では、相次ぐ日中航路の運航キャンセルの発表内容についてお伝えさせていただいた。しかし、ここに来て再び増便・再開のニュースが目立ってきた。富士山静岡‐杭州線や富山‐大連線、さらには神戸・大阪‐上海の“海路”等の動きに注目してみよう。
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広州市は、「広州市総合立体交通ネットワーク計画(2023-2035年)」にもとづき、広州と上海を結ぶ高速リニア鉄道や主要空港の拡張を計画している。実現すれば広州市の交通インフラが大幅に強化され、国内外の主要都市との移動時間を劇的に短縮する。低空域を利用した「低空経済」の振興も方針に掲げ、新たな経済成長につなげていく青写真を描いている。
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上海市文化観光局は、5月19日の「中国観光の日」(中国旅游日)に、外国人観光客向けプリペイドICカード「Shanghai Pass」を発表した。このカードは実名登録が不要で、中国全土の330以上の都市の公共交通機関や観光地、ショッピング施設で利用可能だ。さらに、さまざまな特典が付帯されており、外国人観光客にとって移動と支払いが一層便利で快適になることが期待されている。
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中国の主要都市の地下鉄駅で、エスカレーターの「片側空け」マナーが消滅しようとしている。安全を優先する新しい習慣として浸透が図られているのが「歩かずに乗ろう」だ。このほど成都市の地下鉄でもこの呼びかけが始まり、ネットで議論を呼んでいる。日本国内のエスカレーター利用事情も織り交ぜながら、今後の展望を探ることにしよう。
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中国では電動自転車の安全性への関心が高まっており、生産、販売、登録、騎行、充電などのプロセスにわたるルール整備が進められている。改造車による事故や、バッテリーに起因した火災の発生等、深刻な問題が明るみになっているためだ。このうちバッテリーの安全基準については、工業および情報化部がリチウム電池についての新基準を定め、2024年11月から施行を予定している。
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南方日報等の報道によると、中国では2024年6月15日から高速鉄道路線の運賃が改定される。4つの路線で通常運賃が約20%上昇する一方、運行シーズンや客足によって割引運賃を設けるなど変動料金体系が採用される見通しだ。
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上海地下鉄で混雑対策が進行中だ。改札口のデフォルトモードを”閉鎖方式”から“開放方式”へ変更する試験が一部の駅で行われている。利用者にとっては何かと不評なセキュリティーチェックについても改善の動きが見られており、今後の改革の行方を見守りたい。
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上海のMaaS(マース、Mobility as a Service)プラットフォームである「随申行」(SuiShenXing、英語名SH MaaS)の英語版が15日にアップデートした。ユーザーの居場所地区の公共交通の運行状況も把握できるようになっている。
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上海市は、同市を訪れる外国人観光客や出張者の利便性を高めるため、決済環境の国際化を積極的に進めている。国際クレジットカードの受け入れを拡大し、地下鉄やタクシーでの決済を可能にしたのもその政策の一環だ。
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上海市は、鉄道駅から地下鉄駅への乗り換えを円滑にするために、「安全検査の相互認証」制度の導入を進めている。直接連絡通路の改造も行い、具体的な改善策を実施して問題解決に取り組んでいる。加えて、国際的な旅行者の利便性向上を目指し、空港駅などに国際クレジットカードが使用可能な専用窓口を新たに開設している。安全確保を最優先しつつ、都市の機動性と国際競争力を向上させることを目指している。
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中国主要経済圏で都市間鉄道の“地下鉄化”が進行している。上海から蘇州、さらに無锡への地下鉄連結計画が進行中のほか、広東省では粤港澳大湾区内で移動がますますスムーズになってきた。
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上海で大型鉄道プロジェクトが進行中だ。宝山高速鉄道駅の建設が今年正式に着工することが決定したほか、浦東と虹橋の両空港を結ぶ連絡線も年内開通に向けて進展が見られている。一方、2027年に完成を予定する「東方ハブ」の動向にも目が離せない。2035年の路線予定図には同駅が起点となる東西連絡線が明示されている。鉄道ネットワークの整備と拡大により、上海を中心とした長江デルタの一体化が進む。
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散在するモビリティサービス(交通手段)を統合したオールインワンアプリ「随申行(Sui Shen Xing)」が在外日本人にとっても身近な存在になってきた。アリペイからの利用が可能になったほか、このほど英語版もリリースする運びとなった。所定のアプリストアからダウンロードできる。
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上海では現在、虹橋と浦東の国際空港を結ぶ鉄道建設が進められており、2024年12月31日にも開通が見込まれている。中国初の試みとなる「空港連絡線」であり、最高運行速度160キロで全区間68.6キロを40分で結ぶことになる。 同路線には9つの駅が設置される。東の起点となる上海東駅は14面30線を擁する「東方ハブ」として2027年のオープンを予定している。このほか同市南西部でも高速鉄道ターミナルの建設が進められており、長江デルタ一体化を加速させる起爆剤となることが予想される。
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2024年1月1日から、広州の地下鉄で携帯電話の音漏れ行為が禁止される運びとなった。運行秩序や公共の場所の面貌、環境衛生に悪影響を及ぼす行為を廃することが目的で、顔を覆うマスクを被って乗車する等の行為も禁止される。
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上海の公共交通を統合したオールインワンアプリ「随申行」が外国人居住者にとっても身近な存在になっている。このほどアリペイの「Transport(出行)」で乗車コードのオプションに「随申碼(コード)」が加わり、中国人や永住証の所持者でなくても利用が可能になった。
「杭温高速鉄道」の建設が着々と進行している。同路線は来年6月に開通する予定で、杭州から温州への移動に寧波や台州を迂回する必要がなくなることから、アクセス時間が約1時間程度に短縮する。
東京メトロ、都営地下鉄、京成スカイライナーの乗車券や東京都内の観光スポット等の入場チケットが11月14日から微信(Weixin)のミニプログラムで購入できるようになっている。 ミニプログラムの名称は「Triplabo旅日」。アプリと違ってダウンロードの必要がない。微信の検索窓で同名称を検索し、表示結果からすぐにプログラムを起動することができる。
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中国に在住する外国人で「外国人永住証」を所持していた場合、12月1日からはローカルの中国人と同等の鉄道サービスを受けられるようになる。乗車券の購入予約のオンラインサービスである「12306」(ウェブサイト、アプリ)に最適化が行われ、乗車券の予約購入はもとより、駅でもセルフ改札が可能になる。
円安で日本の物価が安いと言われても、やはり公共交通料金となると中国のほうがお得感がある。東京メトロの乗車料金が大阪メトロより手頃な料金だといっても、中国国内で高め水準の上海メトロに安さで及ばない。 筆者が今回注目したのは上海メトロがこのほど調整を行った乗車料金に関する規定だ。改札口に入場したのと同じ駅で出場する場合、入場から10分以内なら駅窓口で料金の払い戻し手続きが行えるという。
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