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香港の中国への返還27周年にあたった7月1日、香港・マカオからの中国本土入境、免税枠拡大に続く規制緩和が10日から開始されることが明らかにされた。一方、中国本土でも、改正・消費者権益保護法の施行をはじめ、暮らしに直結する動きがいくつか見られている。6月30日にAmazon中国がこれまで提供してきたKindleのサービスを完全終了したことにも注目が集まった。7月からの暮らしに影響を与える注目動向7点(+1項目)をピックアップする。
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香港とマカオから中国本土に入境する際に持ち込む手荷物の免税枠が引き上げられることになった。一方、香港とマカオ両地区に住む永住居民身分証明書を持つ非中国籍者が中国本土と自由に往来できる通行証の発行が10日から開始される。これらの規制緩和によってグレーターベイエリア内での交流がさらに円滑に進むことが見込まれる。
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日本のパスポートが2025年3月にリニューアルされる。偽造防止対策の強化が目的だという。個人情報を保護するICチップを内蔵し、特殊なレーザー印字で複製を防ぐ技術が導入される。世界の“パスポートパワー“番付でランクを落とした日本。果たして“最強”の座奪還に向けた起爆剤となるのだろうかーー。
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飛行機搭乗時には託送荷物や機内持ち込みに関する厳格な規制がある。モバイルバッテリーの没収リスクを回避するために、携行荷物に関するルールを十分に心得ておくことが必要だ。ワット時定格量(Wh)の確認方法や保安検査時のポイントを紹介する。
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近年、中国の大都市では、公共交通機関における乗車ルールやマナーの徹底を呼びかける動きが鮮明になっている。広州市は今年(2024年)1月1日から新たな条例が施行となり、以来、ペットの連れ込みや電子機器の“音漏れ”行為が禁止されている。上海市では“音漏れ”行為の通報体制を充実させることで、違反行為の取り締まりを効率化している。一方、高速鉄道では“静音車両(ミュート車両)”の導入が本格化している。
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「第3回上海ジャパンブランド展が6月21日から23日まで、上海市中心部の商業施設『美羅城』の戸外スペースで開催される。本イベントは、日本の商品や文化を中国の消費者に紹介し、その魅力を堪能してもらうことを目的としている。ステージイベントや多彩な展示を通じて、日本と中国の経済・文化交流が一層深まることが期待される。
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上海地下鉄9号線の合川路駅(閔行区)で6月19日に発生した死傷事件の波紋が大きい。駅内の安全検査の形骸化に対する懸念や、AIを用いたデマ情報の流布の問題にも注目が集まった。市民の安全意識の向上も重視されており、確かな心がけが必要だ。
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マーサー(Mercer)が発表した「Cost of Living Survey(生活コスト調査)」の2024年度版レポートによると、香港特別行政区が3年連続で世界で最も生活コストの高い都市となった。香港の生活コストの高さは「北上消費」の傾向を強めている。なお、ランキングでは、上海と北京が順位を下げ、上海は23位、北京は25位となっている。東京は49位と、50位以内をかろうじて保ったものの、昨年の19位から大きく順位を下げた。
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6月15日、“上海環状高速鉄道”が開通した。日本の北陸新幹線延伸を上回るインパクトを持つニュースである。リニア中央新幹線の工期延期が注目される中、日本は新幹線の環状化で中国に先行された現実が浮き彫りになった。このほど実現した“上海環状高鉄(高速鉄道)”の概要を見てみよう。
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QRコード誕生30周年を迎えた今年、日本の鉄道業界が磁気乗車券の全廃に向けて動き始めたことが話題になっている。JR東日本と関東私鉄7社は2026年度末までにQRコード乗車券へ完全移行する計画を発表した。一方、先進的なデジタル化を実現した上海メトロでは紙製「QR片道乗車券」の試験導入が開始されて1年が経過したが、拡大の兆しはまだ見られていない。
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浙江省温州市で開催された第6回長江デルタ統合発展ハイレベルフォーラムにおいて、安徽省に144時間ビザなしトランジット政策が拡大されることが発表された。これにより、所定要件を満たした54か国の外国籍旅行者が上海、南京、杭州の港を通じて入出国し、最大6日間の滞在が可能になる見通しだ。
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第26回上海国際映画祭が6月14日に開幕する。日本からは61作品が出品され、日本映画ウィークにも注目が集まる。一方、日本国際交流基金がオンライン映画祭「JFF ONLINE 2024」を開催している。『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』のオスカー獲得で世界が熱い視線を注ぐいま、日本の映像コンテンツはよりいっそうの飛躍を遂げる時機を迎えている。
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上海市と大阪・神戸を結ぶ第3代「鑑真号」が6月11日、大阪に初入港を果たした。当面は貨物輸送にとどまるが、9月から旅客業務の再開が見込まれている。大阪市は今年、上海市との友好都市締結50周年を迎え、来年は大阪万博開催を控える。新造船の就航を受けて、日中間の人の往来と物資輸送の活発化に繋げたいところだ。
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中国高速鉄道の座席カテゴリーに新たに追加された「優選一等席」に注目が集まっている。「優先」ではなく「優選(优选)」である。日本語で「特選席」とも呼ぶべきこの新座席タイプは、どのような特徴を持つのだろうか。
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香港と北京・上海を結ぶ“夜行新幹線”が6月15日から運行を開始する。中国国家鉄道集団、中央政府香港マカオ(港澳)弁公室、香港鉄道部門の合同プロジェクトで実現する寝台特急で、既存の普通直通列車のアップグレードが図られた形だ。通関手続きも合理化されており、利便性が格段に向上する。
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中国でオンラインサービスを享受する際、パスワード入力を省略するサインレス決済やサービス料の自動引き落としの設定が知らず知らずのうちに行われていることが多い。『中華人民共和国消費者権益保護法実施条例』が7月1日から施行されるが、消費者自身も権益を守るために取引明細や決済アプリの設定チェックを習慣づけるのが望ましい。
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オックスフォード・エコノミクスが発表した「グローバルシティーズインデックス2024」で、浜松、豊橋、沼津の3都市が「生活の質」分野のトップ100にランクインした。米国の都市の“強さ”や(日本における)東京一極集中の現状が浮き彫りになった「総合ランキング」の結果とは異なる風景を見せている。以下、ランキングの概要を見てみよう。
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中国のシェアリングサービスは多彩な分野に及んでおり、成長を続けている。しかし、需給バランスの不均衡や、規制不備による消費者トラブルといった問題に直面しているものもある。オンライン配車予約、シェアリングバイク、モバイル充電器レンタルを例に、昨今ネットで取りざたされた問題をピックアップしてみよう。
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日本では藤子・F・不二雄生誕90周年を記念したイベントで盛り上がりを見せているという。一方、中国での人気の的はもっぱらドラえもんだ。香港では25日にドラえもんをテーマとした世界初のドローンショーが行われ、夜空を華やかに演出した。さらにテーマ列車も登場、世代を超えて市民の関心を集めている。一方、上海では新作映画の公開に合わせて「ドラえもんバス」の運行が始まった。
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まだ正式リリースには至っていないという見方もできるが(2024年6月1日時点)、アリペイ(支付宝)の言語設定に日本語が加わるようになった。外国人ユーザーを取り巻く決済環境が大きく改善を続けるなか、今後どのようなアナウンスが予定されているのか注目したい。
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