もうすぐ2024年12月に入り、年末が近づいてきています。今年に入ってから、新型コロナウイルス流行前の2019年とほぼ同様、また円安によって訪日外国人観光客数が2019年より多く日本に訪れ、インバウンド繫忙期に戻った1年間だと言えます。本文では、中国政府における2025年の中国祝日調整後のカレンダーを紹介いたします。
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日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2024年10月の訪日外国人数が 331万2,000人に達し、中国からの訪日観光客数は 58万2,800人で2位となり、2023年10月の25万6,371人と比べて2倍以上の訪日中国人観光客数となりました。
日本政府観光局の発表によると、訪日外国人旅行消費額(速報2024年7月〜9月)においては、国別ランキングでは中国が 5,177億円で、圧倒的 1位となっています。訪日中国人の消費額は全体の訪日外国人の旅行消費額のなかで 26.6%占めています。
さらに、訪日中国人観光客の1人当たり旅行支出額に至っては 26万7,088円と、2019年の同時期と比較して31.2%増になりました。そこで、訪日中国人観光客は日本市場でかなり多くの消費活動を行なっていると伺います。中国の祝日休暇により、訪日インバウンド需要も異なっています。2025年には中国の祝日休暇に変動があり、インバウンド業界にも影響を与えると考えられます。
中国国務院弁公庁は2025年祝祭日の調整について、11月12日に通知を発表しました。その内容としては、2025年における法定祝日は 2日増加しているとわかりました。
具体的には、春節(旧正月)と労働節がそれぞれ 1日ずつ追加されており、休暇調整の最適化が図っています。
2024年11月12日に公表された「全国祝祭日休暇弁法(《全国年节及纪念日放假办法》)」に基づき、中国の党中央および国務院の承認を経て実施されるものとなります。
2025年から中国の祝日は下記になります。
新年 2025年1月1日(振替休日はなし、1日間休暇のみ)
旧正月(春節) 2025年1月28日~2月4日(8連休)※1月26日(日)、2月8日(土)振替出勤日
清明節 2025年4月4日~4月6日(3連休)
労働者の日 2025年5月1日〜5月5日(5連休)※4月27日(日曜日)振替出勤日
端午節 2025年5月31日~6月2日(3連休)
国慶節 2025年10月1日~10月8日(8連休)
中秋節 2025年10月6日 ※9月28日(日曜日)、10月11日(土曜日)振替出勤日
2025年の春節の休み期間は大晦日にあたる1月28日(火)から2月4日(火)までの8連休になります。元旦は1月1日(水曜日)という1日休暇のみとなりますので、11月から元旦向けキャンペーンを立て始めている企業が多いが、春節向けてのプロモーションを仕掛けていくことをおすすめします。
一方、中国の端午節は毎年6月中旬から下旬になっていますが、2025年の端午節は5月31日になります。そのため、5月1日からの労働者の日の5連休が終わってから、端午節の3連休を迎えることになります。2025年5月はインバウンド施策をとりたい日本インバウンド企業が早めに適切なキャンペーンを準備しておきましょう。
2025年中国の国慶節は例年通り、10月1日から 8日までの 8連休になります。
毎年国慶節を利用して国内外旅行に出かける中国人が多く、毎年の国慶節に数億の中国人が旅行に出かけると各旅行会社に報告されています。
また、中秋節は例年9月の休日になることが多いが、2025年は国慶節と重なる影響で、2025年の国慶節は例年よりも1日多い8連休となっています。このように、2025年10月においては中国で様々なイベントが重なっているので、同時期には様々なプロモーション施策やキャンペーンを事前に準備して仕掛けられるのがおすすめです。
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参考資料:
【速報】10月訪日外国人:331万2,000人、過去最速で累計3,000万人突破
【速報】2024年7-9月期インバウンド消費動向~訪日外国人旅行消費額は1兆9,480億円~(2023年同期比41.1%増、2019年同期比64.8%増)
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