最近の若者達は人ではなく、バーチャルキャラクターやAIと話す時間も多くなってきているという。これもいわゆる”糖質0の社交 “を代表するような行動であり、面倒な人間関係を背景にした会話ではなく、親しみやすく、比較的耳障りの良いアドバイスのみをくれるAIという存在が現代の若者たちを癒しているようだ。
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UnsplashのDevin Averyが撮影した写真
「糖質0」製品のニーズ拡大
「糖質0」というキーワードを聞くと一般的には「糖分0の食品や飲料」を思い浮かべる人が多いだろう。
ここ中国でも近年の健康志向の高まりと共に、あらゆる食品や飲料においても「糖質0」が流行っており、低糖質のお菓子や、清涼飲料水、パンや麺、あらゆる商品が販売されており、競争も激化している。
日本のコンビニに行くとこの様な「糖質0」製品が溢れているが、中国でもこの様な製品を置くスペースは明らかに拡大してきている。
UnsplashのLi Linが撮影した写真
中国の「糖質0」は人間関係へ浸透?
しかし現在、若者にとってこの「糖質0」というキーワードは冒頭の食品、飲料だけではなく「Z世代の若者同士の付き合い方」としての認識が増えている。
現在、中国のZ世代において”糖質0の社交 “というキーワードが広がっている。
これは、社交において一定の距離と自立性を保ち、感情面で他人へ依存しすぎないことを指している。
この考え方がもたらすものとしては「感情的なサポート」や「心の支え」に左右されることなく、人間関係を簡素化し、付き合いコストを削減し、自分のニーズや興味に応じてコミュニティを選ぶことができるということである。
現代社会においては人付き合いにおけるニーズがますます複雑になり、オンライン・オフラインにおいても常に何らかの繋がりを持ち続けること事への疲労や、社会の生きにくさに疲れ切ってしまう、という現代の若者達の行き着いた思考と言える。
Unsplashのrivageが撮影した写真
まとめ
また最近の若者達は人ではなく、バーチャルキャラクターやAIと話す時間も多くなってきているという。
これもいわゆる”糖質0の社交 “を代表するような行動であり、面倒な人間関係を背景にした会話ではなく、親しみやすく、比較的耳障りの良いアドバイスのみをくれるAIという存在が現代の若者たちを癒しているようだ。
現在、就職難の叫ばれる中国のZ世代の悩みは尽きそうにない・・・。
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