前回に引き続き、今回も2024年7月に中国の新京報貝殼財経が発表した《2024中国青年消费趨勢報告》という若者の消費傾向に関する報告書をピックアップしたい。
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UnsplashのTamanna Rumeeが撮影した写真
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前回に引き続き、今回も2024年7月に中国の新京報貝殼財経が発表した《2024中国青年消费趨勢報告》という若者の消費傾向に関する報告書をピックアップしたい。
この調査は全国の省から1016名の35歳以下の方々を対象とした消費習慣実態に関する調査結果報告書である。
前回の記事では、主な商品購入時の価格感受性や比較傾向について書いたが今回は本報告書にある旅行に対する消費傾向を見ていきたい。
まずは直近での旅行頻度について聞いてる。これは国内・国外問わずだが、毎年1年に3回以上旅行に行く、という回答者が46%となった。
またその旅行に行く際の予算としては「5000元〜10000元」という回答が多かった。これは日本円で約10〜20万というレンジとなっている。行く場所やホテルのレベルにもよるので一概には
分析できないが、1名あたりの予算として考えるとなかなかの予算である。
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次に旅行に対し、どのような要素を求めているのか、という回答に対しては「自然やアウトドア」がトップで43.5%となった。
これはコロナによる遠方旅行がなかなかできなくなったことによるキャンプブーム等も影響しているであろう。中国でもこの様なキャンプブームが来る前の旅行というのはどちらかと言えば
自然やアウトドア、というよりも豪華なホテルやリゾート感の強い写真投稿がSNS上に多かった。しかしキャンプブームの後はやはりアウトドア系の写真や一気に拡大していった。
一時的なキャンプブームは落ち着いているものの、子供連れで楽しめる、という点で現在もとても多くのキャンプ場が存在しており、長期休暇だけでなく週末も賑わっている。
まとめ
旅行と言えば、円安という要因もあり、最近ではよく日本へ旅行する中国人も目に見えて多くなった。
もちろん買い物目的の方も多いが、中には目的地として富士山麓のキャンプ場や釣り堀等に行く人たちも最近では多くなっているようだ。
若者を中心に消費傾向は年々変化を続けている。
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