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村上春樹氏の6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁(中国語タイトル『小城与不確定性的牆』)」の中国語(簡体字)版が10月21日に出版社「読客文化」から出版された。中国でも村上春樹ファンはとても多く、待ちに待った新刊発売となった。
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UnsplashのKimberly Farmerが撮影した写真
はじめに
村上春樹氏の6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁(中国語タイトル『小城与不確定性的牆』)」の中国語(簡体字)版が10月21日に出版社「読客文化」から出版された。中国でも村上春樹ファンはとても多く、待ちに待った新刊発売となった。
ネット上でも早速色々な評価を目にすることができる。
村上春樹作品と言えば、難解な比喩を多く用いた文体がお馴染みだが、この難解な文章を中国語にする翻訳権というのはとても大きなお金が動いている。
億超えする村上春樹作品の翻訳権
今回の翻訳権というのはかなりの高額で中国の「読客文化」出版社が購入した。
実際にどの程度の金額で購入されたものなのかは公表されていないのだが、前作の「騎士団長殺し」の翻訳(出版)権が2.4億円(日本円)という噂があり、今回の作品は間違いなくこれ以上の金額であっただろうというのが言われている。
早速、ネット上の評価を見ると、
「私たちが好きな村上春樹のスタイルだ」とか、
「文章体がとても素敵」とか、
「青春の香りがした」という様な
村上春樹節を待っていたファンからの賞賛が多く見られた。
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UnsplashのJonas Jacobssonが撮影した写真
まとめ
内容の評価は概ね良かったが、賛否両論あったのは「本自体の表紙デザインが良くない」というものである。
実際の表紙は確かにタイトルをそのまま安直に表した様なイメージも強いので、おそらくこの様な意見が多くでたのであろう。
日本でも村上春樹ファンはとても熱狂的で知られるが、中国の村上春樹ファンも負けてはいない。
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