中国ECサイト「拼多多」純利益47%増、研究投資が新記録

中国ECサイト「拼多多」純利益47%増、研究投資が新記録

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中国におけるEC利用者数一位を取った中国のサイト「拼多多」は、先日公表した2023年第二期財務報告書で131億元の純利益を達成したことがわかりました。この数字は前年同期比47%増となり、市場予想の純利益85億9,900万元を大幅に上回りました。

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中国におけるEC利用者数一位を取った中国のサイト「拼多多」は、先日公表した2023年第二期財務報告書で131億元の純利益を達成したことがわかりました。この数字は前年同期比47%増となり、市場予想の純利益85億9,900万元を大幅に上回りました。さらに、調整後の純利益も152.7億元に達し、前年同期比42%増となりました。

しかし、利益の伸びと共に、コストも増加しています。財務報告書によりますと、23年上半期には、業務全般の履行手数料と決済処理手数料が高騰し、販促費用が186億8,980万元で前年同期比135%増になりました。さらに、拼多多の第二期の販促費用は前年同41%増の208.42億元に達し、このうち、マーケティング費用は175億4,200万元を占め、前年同期比55%増となりました。第二期の開発コストが27億元を超え、歴史的な高水準となったことも注目点です。

報告書の中で、今年618セール期間中の割引幅を拡大したほか、特定カテゴリーの売上も大幅に増加したことがわかりました。例えば、美容・化粧品の売上増加率が790%を超え、電子機器カテゴリーにおけるスマホ購入数も前年同期比130%増加し、家電全カテゴリーの売上は前年同期比113%増を遂げました。「拼多多」は第二期も引き続き新規ユーザーを獲得しつつ、様々なイベント開催やショッピング体験全体の改善を通じて既存ユーザーの顧客満足度アップを実現していく方針です。

他に、「拼多多」は農産品EC分野で大成功を収め、中国の農民や農産物に対し、より広範な市場と販売機会が提供されています。これにより、中国農村部の貧困問題緩和に寄与するだけでなく、中国の消費者が高品質な農産物にアクセスする機会も増えています。29日には、「拼多多」はその取締役会がIvonne Rietjens教授を独立取締役として任命したことを発表しました。Rietjens教授の加入により、より優れた農業技術と食品安全の専門知識を拼多多にもたらすことが期待されています。

2023年8月29日の米国株式市場の終値時点で、拼多多の株価が15.43%急上昇し、1株当たり93.22ドルで取引終了したということです。

「拼多多」は、SNS共有、ライブコマース、ショートビデオなどを通じて、ユーザーに新しいショッピング体験を提供し、ショッピングをより楽しいものにしていきます。「拼多多」は研究・開発への大規模な投資で未来の強固な革新基盤の築きと物流ネットワークの持続的な改善により、プラットフォームの効率性とサービス品質を向上させています。

「拼多多」は国際市場にも積極的に進出しています。以前から期待されていた海外向けECプロジェクト「Temu」は現在、既に世界37ヵ国の地域でサービス展開されており、市場シェアはさらに拡大する見込みです。

中国の消費者の中でトレンドになっている多様化したショッピング体験というニーズは、中国EC業界のより大きな拡大の可能性に反映しています。

「拼多多」の今期の素晴らしい業績は世界中の消費者にさらに質の高いショッピング体験を届ける態勢が整っていることを示しています。 

元記事: 拼多多二季度净利增47%,研发领域的投入创下了历史新高

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