令和6年の能登半島地震発生後、東アジアを中心に訪日旅行への影響がありましたが、1月の訪日外国人数が268万8,000人に達し、2019年同月比とほぼ同じ数値になりました。本記事では、2024年1月のインバウンド最新データを通じ、catalyst-crossing編集部が訪日観光客の最新情報を紹介いたします。
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A.訪日外客数推移(2024年1月):訪日客数268万超え、1月として過去最高を記録!
日本政府観光局(JNTO)が2月21日、1月の訪日外国人数は2,688,100人となったと発表しました。令和6年の能登半島地震発生後、東アジアを中心に訪日旅行への影響が一部見られたものの、前年同月比では79.5%増となり、また2019年同月との比較ではほぼ同数を記録したとわかります。
さらに、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、フィリピン、豪州、米国、カナダ、メキシコ、中東地域といった10地域において、1月として過去最高を記録したほか、韓国、台湾、豪州では単月過去最高を更新した。
そのなかで、東アジアでは台湾、東南アジアではフィリピン、欧米豪・中東地域においては米国などで訪日外国人数が増加したことが、今月の押し上げ要因であることがわかりました。また、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、フィリピン、豪州、米国、カナダ、メキシコ、中東地域と10地域においては、1月として過去最高を記録したほか、韓国、台湾、豪州では単月過去最高を記録しました。
B.中華圏からの訪日観光客は堅調に回復の見込み!
台湾は旅行代金の高騰、1月前半の総統選挙に向けた旅行控えの影響等があるものの、年末年始、スクールホリデー、日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便・復便等の影響を受け、訪日外客数は 492,300 人(対 2019 年同月比 127.0%)であった。
香港は旅行代金の高騰があるものの、地方路線の復便等の影響もあり、訪日外客数は186,300 人(対 2019 年同月比 120.7%)であった。
それに、中国は水際規制緩和、地方路線の復便、航空運賃高騰の沈静化、旧正月の長期休暇やスクールホリデー等の影響も受け、訪日外客数は 415,900 人(対 2019 年同月比 55.1%)であり、前月(2023年12月)より11.1%増となりました。
そして、2023年12月から、 深セン〜新千歳間の新規就航、上海浦東〜旭川間の新規就航、上海浦東~那覇間の増便などもあります。さらに、日本航空(JAL)が「名古屋(セントレア)-上海(浦東)」線の運航を2024年3月31日から再開すると発表しました。週5往復のスケジュールで、7月11日まで運航が決定しています。また、春秋航空は高松―上海線を4月2日から週3往復で再開し、6月下旬には週4往復に増便する計画であった。日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にあるため、中国からの訪日観光客は回復がほかの地域より緩やかでしたが、2019年と同況に戻るのは近い将来になるでしょう。
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