2月の訪日外国人数が278万8,000人に達し、2月として過去最高を更新しました。今年の旧正月(春節)が2月中旬となったことで、中華圏からの訪日観光客が116万7,500人であり、全体の訪日観光客の41.9%を占めています。本記事では、2024年2月のインバウンド最新データを通じ、catalyst-crossing編集部が訪日観光客の最新情報を紹介いたします。
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A.訪日外客数推移(2024年2月):278万8000人に達成、2月として過去最高更新!
日本政府観光局(JNTO)が3月19日、2月の訪日外国人数は2,788,000人となったと発表しました。前年同月比では89.0%増、2019年同月比では7.1%増となりました。2023年は1月であった旧正月(春節)が、今年は2月中旬となったこともあり、コロナ禍以降で最多を更新し、2月として過去最高となりました。
東アジアでは韓国や台湾、東南アジアではフィリピン、欧米豪・中東地域においては米国などで訪日外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因と考えられます。
23市場のうち19市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、中東地域)において、2月として過去最高を記録したほか、台湾、ベトナムでは単月過去最高を更新しました。
B.旧正月における、中国からの訪日観光客がコロナ禍以降で最多!
~これから各中国の航空会社の増便につれ、日中間の往来の選択肢が広がる~
2024年2月、中国の訪日中国人数は45万9400人であり、 対2019 年同月比 63.5%、前年同月比(2023年2月)1166.1%増、前月比(2024年1月)9.5%増となりました。
去年末から、中国の水際規制緩和、地方路線の増便、航空運賃高騰の沈静化、スクールホリデー、旧正月等の影響を受け、そして大連〜成田間の増便、無錫〜関西間の増便、杭州〜成田間の増便など日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向があります。
3月末から、中国東方航空の上海-静岡線の運航スケジュールが変更になります。そして、4月からは増便も予定されており、上海-中部線を週28往復に増便し、ゴールデンウイーク前には更なる拡充を予定になります。さらに、中国東方航空は5月に上海―岡山便の増便も予定しており、日中間の往来の選択肢が広がる見込みである。
また、中国南方航空が3月31日から「東京成田-広州」の定期便を再開する見通しである。すでに毎日2便運航している「東京羽田-広州」の便と合わせ、同社の広州発東京便は毎日3便に増えることになります。これから、中国からの訪日客はますます増加していくでしょう。
参考資料:
中国東方航空が「中部‐上海」線を増便、コロナ前水準に急接近!
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