12月26日に観光庁は、2024年10月(第2次速報)、2024年11月(第1次速報)の延べ宿泊者数を公表しました。catalyst-crossing編集部は宿泊旅行統計データに基づいて、外国人訪日インバウンド状況について説明いたします。
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1)2024年10月(第2次速報)と2024年11月(第1次速報)の延べ宿泊者数を大公開!
12月26日に2024年10月(第2次速報)と2024年11月(第1次速報)の延べ宿泊者数を公表しました!2024年10月の延べ宿泊者数(全体)は5,844万人泊、2019年同月比+16.8%(前年同月比+4.1%)であった。また、2024年11月は、5,812万人泊、2019年同月比+17.0%(前年同月比+6.7%)であった。
外国人延べ宿泊者数は、
10月は、1,582万人泊、2019年同月比+54.2%(前年同月比+26.6%)であった。
11月は、1,469万人泊、2019年同月比+62.0%(前年同月比+22.0%)であった。
訪日外国人の宿泊地域においては、上記の図表によると、2024年10月の三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)と地方部で、外国人延べ宿泊者数の対2019年同月比を比較すると、三大都市圏で68.8%(2019年同月比 67.4%増)、地方部で31.2 %(2019年同月比 31.2%増)であったことがわかりました。
観光庁公表したデータに基づき、2024年外国人観光客は都市圏を訪れるのがメインであったが、日本地方への外国人観光客数が2019年と比べてみたら、明らかに増加しているとみられます。これから、日本各地の地方への観光ニーズが増えていくと見込まれます。地方のインバウンド施策キャンペーンの強化はこれからの課題だと考えられます。特に、年末年始を迎え、来年に向けてのプロモーションは如何に準備していくか、2025年の各地の訪日インバウンド観光事業に対して明確な効果が出てくると予測できます。
2) 国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数:1位は中国!
2024年10月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位が中国、第2位が米国、第3位が台湾、第4位が韓国、第5位がオーストラリアで、上位5ヵ国の地域で全体の55.9%を占めています。
2019年同月比では全体で47.6%増加しており、前年同月比はロシア(+195.7%)、中国(+73.4%)、フランス(+66.9%)において大きく増加しているとわかりました。
前年同月比では全体で 28.6%増となり、そのうち今回 1 位になった訪日中国観光客が全体の 16.1%を占めており、前年同月比 73.4%増と見られます。
2024年11月に公表したデータと比べてみると、訪日中国観光客のシェア率より 5.8%減となり、2019年同月比も 9.5%減とわかりました。コロナウイルス感染症の前よりまだ完全に回復してないことがわかりました。
さらに、10月に中国からの訪日観光客が減っているのは夏休期間が終わって、家族旅行で日本に来た中国観光客は夏休み期間中にすでに訪日したので、10月の国慶節期間においては若者層のほうが多く、トータル訪日中国人の人数が少なくなっていたと考えられます。
一方、これから雪のシーズンに入り、スキーや観光に来る訪日中国人観光客はさらに増えていくと予想できます。そこで、積極的にプロモーション策をかけて、来年の桜シーズン向けてインバウンドプロモーション施策をかけて、さらに多くの訪日観光客が期待できるでしょう。
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