7月31日に観光庁は、2024年5月(第2次速報)、2024年6月(第1次速報)の延べ宿泊者数を公表しました。catalyst-crossing編集部は宿泊旅行統計データに基づいて、外国人宿泊状況について説明いたします。
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2024年5月(第2次速報)と2024年6月(第1次速報)の延べ宿泊者数を大公開!
7月31日に2024年5月(第2次速報)、2024年6月(第1次速報)の延べ宿泊者数を公表しました。2024年5月の延べ宿泊者数(全体)は5,390万人泊、2019年同月比+4.9%(前年同月比+5.0%)であった。6月は3,720万人泊、 2019年同月比+2.7%(前年同月比-1.6%)であった。
外国人の宿泊旅行統計調査データによると、
5月は1,356万人泊、全体宿泊者の割合の25.2%を占めており、 2019年同月比+39.4%(前年同月比+50.4%)であった。
6月は1,319万人泊、 全体宿泊者の割合の26.2%を占めており、2019年同月比+37.6%(前年同月比+37.8%)であった。
訪日外国人の宿泊地域においては、上記の図表によると、2024年5月の三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)と地方部で、外国人延べ宿泊者数の対2019年同月比を比較すると、三大都市圏で59.0%増、地方部で5.9%増であったとわかります。
観光庁公表したデータに基づき、2024年外国人観光客は都市圏を訪れるのがメインであっても、地方への観光客数が2019年と比べたら、かなり増えていると見られます。
また、下記の図表によると、東京都での外国人延べ宿泊者数は481万人超(2019年同月比97.9%増、前年同月比43.8%増)、全体約35.5%を占めており、全国で最も高い値であった。5月(ゴールデンウイーク)から6月(端午節連休)においては、訪日観光客が東京都を訪ねるのがまだ主流であることがわかりました。
一方、上記データのから見てみると、外国人延べ宿泊者数は前年同月比の伸び率の順は下記になります。
鳥取県(前年同月比216.7%増)
和歌山県(前年同月比175.5%増)
石川県(前年同月比139.2%増)
福井県(前年同月比120.0%増)
鹿児島県(前年同月比115.8%増)
各地方の自治体はインバウンドプロモーションに積極的に力を入れているからだと考えられます。例えば、最近中国のSNS(RED)では、島取県にある怪物コンテンツや和歌山県の白浜、福井県の永平寺や鹿児島県の桜島など、各地の特徴的な観光スポットに関する旅行記事がたくさんあります。一般的な観光地で買い物や観光はまだ主流であるが、一部の外国人観光客は日本の独特な観光地に対して興味を示しているとみられます。これからは、ニーズに合わせて地方の観光スポットをプロモーションしていければ、訪日外国人観光客の地方へのディープ観光ニーズも増々高まっていくと考えられます。
国籍出身地別外国人延べ宿泊者数:1位は中国になりました!
観光庁公表したデータから、2024年5月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位が中国、第2位が韓国、第3位が台湾、第4位が米国、第5位が香港で、上位5ヵ国の地域で全体の46.3%を占めているとわかりました。
2019年同月比では全体で31.7%増となり、そのうち今回 1 位になった訪日中国観光客が全体の16.4%を占めており、前年同月比215.1%増となっています。2024年4月に公表したデータと比べて、訪日中国観光客のシェア率はさらに1.9%増となり、2019年同月比は21.4%減とわかりました。
上記のデータから見ると、コロナ前と比べてまだ完全に回復しているとは言えませんが、2023年同月比215.1%増となり、中国の海外旅行は既に解禁されているためだと思われます。これからは中国の2ヶ月間の夏休み期間に入るため、訪日中国人観光客はさらに増えると考えられます。
参考資料:
・日本政府観光局(JNTO):(2024年5月・第2次速報、2024年6月・第1次速報)
・RED(小紅書)
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