この新たな消費概念は間違いなく、若年層の環境保護意識の高さが関係しているものであり、大量消費に対する疲れや問題提起と見ることができる。ここ中国でもZ世代が新たな価値観や消費意識を生み出してる。
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中国における中古市場の今
中国新聞の報道によると、現在の中古品取引市場は本格化しており、電子商取引は2023年に前年比14.25%増の5486億5000万元の大台を突破る見込みである、と言われている。
実はこの中古市場拡大の主役となっているのは若い世代であり、この中古市場の利用者は18歳から28歳の消費者が約70%を占めている。
この層が中古市場の主役となっている要因としてはそのコストパフォーマンスだけではなく、環境保護の視点も含めたリユースという意識が強さも影響している。
オフライン店舗にも多くのパソコンや携帯等の中古品が並び、店頭への中古品の問合せは前年比で50%も増えており、新たな消費概念が根付いていることを意味している。
オフライン店舗での反響もさることながら、この中古市場拡大のメインチャネルはやはりオンラインプラットフォームである。
オンラインの中古品eコマース・プラットフォームは、その利便性のおかげで、中古市場拡大に拍車をかけた。
ユーザー数は前年比25.26%増の5億8000万人に達し、中国人の3人に1人が中古品取引に参加していることになる。
オンラインの中古品eコマース・プラットフォームである「闲鱼」。中国で生活している筆者もここ数年でこの「闲鱼」を使用する場面が確実に増えている。
アプリを見てみると多くの製品が販売されており、中には未使用品も多く、定価の6、7割で購入することができ、コストパフォーマンスも非常に高い。
中国最大級の中古商品取引プラットフォーム「闲鱼」が発表した最新データによると、過去1年間で、毎日400万点の中古品が売買されたという。
同サービスのユーザーは95年生まれが43%を占め、2000年生まれのユーザーが22%と続く。
コアユーザーである95年生まれユーザー達は一人当たり2700元を稼ぎ出しているそうだ。
まとめ
この新たな消費概念は間違いなく、若年層の環境保護意識の高さが関係しているものであり、大量消費に対する疲れや問題提起と見ることができる。
ここ中国でもZ世代が新たな価値観や消費意識を生み出してる。
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