中国の検索エンジン市場に大きな変動が起こっています!新たなトッププレイヤーが登場し、競争が激化しています。百度のシェア急落やロシアのyandexの躍進に注目が集まっています。この記事では、中国検索エンジン市場の最新トレンドをお届けします!
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データ統計機関Statcounterがまとめた中国デスクトップ検索市場の分析データによると、2023年4月にシェアトップとなったのはマイクロソフトのBingでした。獲得したシェアは37.4%で、百度(バイドゥ)の27.01%より10ポイント以上も上回りました。
Bingが「デスクトップ検索」でトップ
データ統計機関Statcounterによると、中国の検索エンジン市場で圧倒的なシェアを持っていた百度に代わり、2023年4月にデスクトップ検索市場のトップシェアを得たのはマイクロソフトのBingでした。Bingのシェアが百度を超えた理由には、中国国内でデスクトップ検索が占める割合がもともと少ないこともあります。一方、Bingの広告が少なく、画面表示が整然としていることがユーザーから好意的に受け止められました。また、Open AIのテクノロジーと連携することで、ユーザー体験の飛躍的な向上が見られたことも躍進の要因として挙げられます。
突如登場したyandexとは?
中国における主要な検索エンジンには、2023年1月時点で百度のほか、搜狗(Sogou)、必应(Bing)、好搜(360検索)、Google香港などが挙げられています。StatcounterによるとBingは全体で3位にランクされていますが、スマートフォン市場になると順位は4位に下がり、シェアは5%にも満たないです。一方で、Statcounterの統計結果そのものに疑問を投げかける声もあります。たとえば、全体のシェアで32.24%を獲得し、2位に付けたロシアのyandexの存在です。同エンジンが中国のインターネット規制に対応したことが躍進の要因だとされますが、モバイル検索市場でシェア急伸という事態に多くのネットユーザーが驚きを隠せない状況です。
百度にユーザーは容赦なし!?
百度はGoogleが中国の検索市場から撤退して以降、中国の検索エンジン市場をほぼ独占してきました。結果として検索精度の低下が指摘され、医療機関をはじめ多くの広告が増加するなどユーザー体験の悪化が取りざたされてきました。そのため、百度がランキング1位に君臨していること自体をディスる声もネットには少なくありません。自社アプリのダウンロードを強く促す画面表示も不評のようです。
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