中国の検索エンジン大手である百度は、2023年8月31日に一般ユーザーが「文心一言」(ERNIE Bot)と呼ばれる生成AIにアクセスできるようにしました。ユーザーは公式アプリのダウンロードや、「文心一言」の公式ウェブサイトを訪れることでAI技術を体験できるようになりました。
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iiMedia Researchによれば、中国検索エンジン大手の百度は8月31日、一般ユーザーが自社の開発した生成AI「文心一言」(ERNIE Bot アーニー・ボット)にアクセスできるようにしました。アプリストアで公式アプリをダウンロードするか、「文心一言」公式HPへ訪問することで、ユーザーは生成AIの「指示(プロンプト)の習熟、言語化の能力、対話力」、「問いを立てる力」、「仮説を立てる力・検証する力」などを実感できます。百度はAI分野における継続的な探求精神で、ユーザーにより豊かなAI体験を提供することを目指しています。
2022年12月、OpenAI社の開発した生成AI「ChatGPT」はコンテンツやモノについてデータから学習し、新しい創造的で現実的な成果を生み出すことで、人工知能の発展に新たな一歩を踏み出し、大いに評価されました。「ChatGTP」の公開を始め、世界中のテクノロジー企業は積極的にAIGC(Artificial Intelligence Generated Content、生成人工知能)技術を採用し、関連する技術、プラットフォーム、およびアプリケーションの開発は長きに亘って続くと予想されています。「文心一言」は生成AIとして、ユーザーにさらに強力な機能を提供するために、全面的な再構築を行いました。現在の「文心一言」の生成できるコンテンツの種類には、画像、文章、音楽、図面、プログラミングのコードなど、あらゆる種類があります。これはまさに「0から1を生み出すAI」と言えるでしょう。
生成AIの産業および商業への応用はまだ初期段階にある現在、中国版ChatGTPの開発に期待される企業ランキングで4位に位置する百度も技術力や製品提供の面でまだ改善の余地がある一方、ChatGPTは、その機械学習手法とビッグデータ計算能力に基づき、将来各領域への応用においても非常に強力な潜在力を秘めています。
今回「文心一言」の一般公開はクリエイター、起業家、学生など幅広いユーザーが積極的に参加し、生成AI技術の各領域への応用を共同で探求することで、より多くの人々がAIの強力な技術力を体験し、多岐にわたる分野で応用できるようになることを目指しています。さらに、生成AIの技術力を活かし、人類の発展と進歩に貢献する期待も高まっています。
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